2009年 11月 09日

養蚕農家のある集落

ここ数日、養父市内の風景をアップしてきました。その中で、昔ながらの農村
や農家の写真を載せてきました。独特の建物が多く写っており、既に気づかれ
た方もあったかもしれません。

ここ養父市は古くから養蚕が盛んな町でした。但馬は平地が少なく、田畑等の
耕作面積があまり広くない地域です。豊岡近辺はその中では比較的平野も多
いのですが、養父市近辺は山に囲まれた土地柄、米作りには向かない土地で
した。そんな環境の中、発展したのが養蚕です。養蚕とは「蚕(かいこ)」を育て
繭を獲り、生糸の原料にする仕事です。この地の農家にとっては貴重な現金収
入源だったのです。平地は少ないが、蚕のエサとなる桑の木の栽培は山の斜面
で行うことができました。また、養父市内にある、県立八鹿高校も、明治30年の
創立当時は県立簡易蚕業学校として設立された経緯があるように、地域の養蚕
技術の発展を目的に開校し、多くの技術者を育成してきました。

近代農業だけでなく、繊維工業等の近代化にも貢献したこの養蚕も戦後の化学
繊維の普及により衰退してきました。

そんな養蚕農家の趣は、とても味のある建物です。1階は家族が暮らす生活の場。
そして2階から上は蚕を飼うための場に。昼夜を問わず蚕と一緒に暮らしてきた家
なのです。外観も特徴的で、大屋根の上に換気用の小屋根があったり、中二階が
あったりと。

これらの建物も、昭和を感じる大切な風景だと思います。
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いずれも養父市大屋町にて撮影

次は、もう少し踏み込んで撮った写真を載せたいと思いますので、お楽しみに・・・。

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by s-kainaka | 2009-11-09 18:10 | 県内


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