2010年 10月 30日

篠山の「ロース」

篠山市では、かつて鉱業が盛んに行われてました。以前載せた篠山線関連の記事の
中でも触れましたが、戦時中には特に活気付いたようです。

採掘される硅石(けいせき)は、主に溶鉱炉の原料に利用されました。また、ここ
丹波地方で採れるマンガン鉱石(主に大砲等に使われた)と共に、軍事物資として、
大きな需要がありました。

丹波硅石は、全国シェアの約70%を産出し、国内有数の産地として注目されて
ました。国鉄篠山線も、旅客よりもこの鉱石の運搬が最大の目的で建設されまし
た。開通を急ぐあまり、多くの地域住民も駆り出されたため、「猿や猪まで、駆り
出された」とまで言われました。

戦争特需で、地域は発展してたようで、一部の富裕層はかなり贅沢な暮しを送った
方もあったとか。
一方で、鉱山の活性化の裏には、強制連行で連れて来られた朝鮮人労働者が、過酷
な労働を強いられたとの話も聞きます。ここでも、戦争がもたらした悲しい過去が
あった事は、後世にもしっかり伝えていきたいと思います。

その丹波硅石。赤い部分と白い部分が入り混じり、上等な霜降り牛肉に似てるところ
から、別名「ロース」とも呼ばれてました。
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その硅石が、かつての産地である集落に展示してあります。
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この色合い、まさに「ロース」ですね。

この裏山で採掘されてたようです。ここからトロッコ等で、篠山線の駅に運び、貨物
列車で運搬されてました。
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2010.10.17 篠山市小倉にて


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ありがとうございました
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by s-kainaka | 2010-10-30 07:47 | 県内


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